【寺院名】霊瑞山 酬恩庵(しゅうおんあん)

【宗派名】臨済宗大徳寺派 特例別格地
【別名】一休寺
【住所】京都府綴喜郡田辺町大字薪小字里ノ内102
【本尊】釈迦如来
【開山】一休禅師
【開基】
【由緒】酬恩庵は、別名一休寺ともいわれる。もとの名は妙勝寺であって、鎌倉時代、臨済宗の高僧大應国師(南浦紹明)が中国の虚堂和尚に禅を学び、帰朝後禅の道場をここに建立したのが始まりである。然るにその後元弘の乱(1331-1333)の戦火にかかり、復興もならずにいたものを、6代の法孫に当たる一休禅師が、康正年中(1455-57)宗祖の遺風を慕って堂宇を再興し、師恩に報いる意味で「酬恩庵」と命名した。禅師はここで後半の生涯を送り、81才で大徳寺住職となった時もこの寺から通われ、文明13年(1481)11月21日88才の高齢を以て同寺において示寂され、遺骨はこの地に葬られた。このように一休禅師が晩年を過ごされたことにより、「一休寺」の通称で知られるに至った。
【寺宝】本堂(重文)/方丈(重文)/一休禅師木像(重文)/頂相(重文)/虎丘庭園(名勝)/方丈庭園(名勝)/庫裏・唐門・東司(重文)/鐘楼・浴室(重文)/その他多数