【寺院名】荒陵山 四天王寺(してんのうじ)

【宗派名】和宗 総本山
【別名】
【住所】大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
【本尊】救世観音
【開山】
【開基】聖徳太子
【由緒】四天王寺の歴史は古く、欽明天皇の13年(552)、わが国に仏教が伝来し、これを礼拝すべきかどうかで国論は二つに分かれた。これより蘇我氏と物部氏の対立が始まり、ついに戦いにまで発展した。戦乱が収まったあと、聖徳太子は摂津の玉造の岸の上に堂宇を建立し、四天王の像を安置、その後推古天皇の元年(592)、現在の地に移され、荒陵山四天王寺と名づけられたのである。当時は、単に仏教弘通のためだけの寺ではなく、外交、軍事、教育、社会事業といったあらゆる面での中心地となっていた。開創以来現在までの間には、兵火や天災などで幾度も焼失したが、その都度再建がなされ、昭和の戦災後は、聖徳太子創建当時の四天王寺様式に従って耐火、耐震、耐風の鉄筋コンクリート造りの堂塔が次々と復元された。昔も今も多くの人々から親しまれ、訪れる人は跡を絶たない。
【寺宝】扇面法華経冊子(国宝)/聖徳太子所持・丙子椒林剣と七星剣(国宝)/懸守(国宝)/四天王寺縁起(国宝)/金銅威奈大村骨蔵器(国宝)/大鳥居(重文)/このほか、重要文化財、重要美術品等多数あり