【宗派名】真言律宗 総本山
【別名】
【住所】奈良県奈良市西大寺芝町1-1
【本尊】釈迦如来立像
【開山】
【開基】称徳天皇
【由緒】西大寺の創建は奈良時代の天平宝字8年(763)に称徳天皇が鎮護国家と平和祈願のために、七尺の金銅四天王像の造立を発願されたことに始まる。創建当時は、実に百十数宇の堂舎が甍を並べ、文字通り東の東大寺に対する西の大寺にふさわしい官大寺であったが、その後平安時代に再三の災害に遭い、さしもの大伽藍も昔日の面影をとどめずに衰頽した。しかし、鎌倉時代の半ば頃、稀代の名僧興正菩薩叡尊がこの寺に入って復興に当り、創建当初とは面目を新たにした真言律宗の根本道場として伽藍を整備、戒律の教えを最も尊重し、かつ最も行動的に興した。したがって、その後西大寺は室町時代の兵火などによって多くの堂宇を失ったが、興正菩薩以来の法燈は連綿として維持され、現在は真言律宗総本山として、寺宝や宗教的行事によくその寺格と由緒を偲ぶことができる。
【寺宝】本尊釈迦如来立像(重文)/文殊菩薩騎獅像及四侍者像(重文)/
、宝生、弥陀、釈迦如来坐像(四仏像)四体(重文)/吉祥天立像(重文)/行基菩薩坐像(重文)/愛染明王坐像(重文)/興正菩薩叡尊坐像(重文)/その他、多数あり