【寺院名】五流尊瀧院(ごりゅうそんりゅういん)

【宗派名】修験道 総本山
【別名】
【住所】岡山県倉敷市林952
【本尊】神変大菩薩 十二社権現
【開山】
【開基】
【由緒】今より1500余年前、修験道の開祖である役の行者の5人の高弟は、熊野の神体を奉じて安全に住める浄域を求めて各地をさまよい、霊夢により児島の地に辿り着いて、新熊野三山を開き、五流の基礎をつくった。その後5人の高弟の子孫である山伏は勢力を得、五流山伏の咒法は人々から深く信仰されるようになった。13世紀初め、承久の乱に敗れた頼仁親王がこの地に流され、尊瀧院に庵をもうけて住まわれ、弟の覚仁法親王が住職となった。以来尊瀧院は頼仁親王の血脈を続け今日に及んでいる。この後、五流山伏と云われて朝廷にも大きな発言力を持って栄え、徳川時代には備前の殿様池田侯が、知行を増やし伽藍を奉納して、一層の発展を遂げた。現在では修験道の正統として、咒術験道を元に新しい時代に応じた教団として活動を続けている。
【寺宝】宝塔(国重文)/石造宝塔/長床/十一面観音/頼仁法親王の陵墓/覚仁法親王の陵墓/その他多数