【宗派名】天台寺門宗 別格本山
【別名】
【住所】香川県善通寺市金蔵寺町1160
【本尊】薬師如来
【開山】宝亀5年
【開基】和気道善
【由緒】金倉寺は宝亀5年(774)智証大師の祖父、和気道善によって開創され、智証大師誕生の寺として知られている。円珍・智証大師は、弘仁5年(814)3月25日、金倉寺に於て弘法大師の甥として生まれた。平安時代に多大な功蹟を残され、のち天台宗比叡山延暦寺5代座主となった人である。金倉寺という寺号は、延長6年(928)醍醐天皇により、金倉の郷にあるので金倉寺と改称されたものである。その頃の寺は、南北8キロ、東西4キロの広大な領域と123院を有していたが、建武(1334-36)の争乱、天文(1532-55)の兵火で次第に縮小していった。また、金倉寺には明治31年(1898)から34年(1901)まで乃木希典将軍が滞在していたことでも知られ、乃木将軍妻返しの松のエピソードがある。現在、四国霊場第76番札所でもあることから、参拝、観光に来る人々で連日賑わっている。
【寺宝】智証大師像(重文)/十六善神像/両界曼荼羅/本尊薬師如来・智証大師作/訶利帝母尊(鬼子母神)/乃木将軍妻返しの松/その他、乃木将軍の遺品など多数