【寺院名】摩頂山 国泰寺(こくたいじ)

【宗派名】臨済宗国泰寺派 大本山
【別名】
【住所】富山県高岡市太田184
【本尊】釈迦牟尼仏
【開山】慈雲妙意(清泉国師)
【開基】
【由緒】国泰寺は、臨済宗国泰寺派の総本山で、正安年間(1299-1302)、慈雲妙意により開山、はじめは摩頂山東松寺と称されていた。その後、後醍醐天皇(在位1318-39)の帰依を受け、嘉暦2年(1327)には「清泉禅師」の号を賜り、翌年「護国摩頂巨山国泰仁王萬年禅寺」の勅額を下賜され、東松寺を改めて国泰寺と称するとともに「北陸鎮護第一禅刹特進出世之大道場」として京都南禅寺と同格の勅願所となった。さらに光明天皇(在位1336-48)により、越中国の安国寺に定められた。応仁(1467-69)・天文年間(1532-55)に戦乱に巻き込まれ、荒廃するが、後奈良天皇(在位1526-57)の綸旨を受けて再興し、天正年間(1573-92)には二上山より現在地に移り、貞亨3年(1686)、現在の大方丈が建立され、5代将軍綱吉(1680-1709)は、同寺を法燈派総本山とした。また、亨保年間(1716-36)には、伽藍の大整備が行われ(現在の法堂は当時のもの)、ほぼ現在の形となった。
【寺宝】後醍醐・後村上・光明・後奈良天皇の御宸筆/後醍醐天皇勅彫肖像/肉付払子/霊芝天然如意/山岡鉄舟の屏風/その他 ※開山忌・法燈忌には全国から虚無僧数十人が集まり尺八を奏する。虚無僧妙音会の本山としても有名