【寺院名】萬松山 興禅寺(こうぜんじ)

【宗派名】臨済宗妙心寺派
【別名】
【住所】
長野県木曽郡木曽福島町5659
【本尊】釈迦如来
【開山】円覚大華
【開基】木曽家12代信道公
【由緒】興禅寺は、臨済宗妙心寺派に属し、木曽家ならびに木曽代官山村家累代の菩提所として知られる木曽三大寺の1つで木曽谷屈指の名刹である。永享6年(1434)木曽家12代信道が、祖先義仲公菩提のため建立し、鎌倉建長寺開山蘭渓道隆5世の法孫円覚大華を迎えて開山とした。明応年間(1492-1501)叔雅和尚のときに、木曽家16代義元やその一族の庇護を受けて大いに発展し、明応5年(1496)には仏殿を建立するなど中興の業がなされたのである。その後、同寺は3度火災の厄に遭遇し、現在の諸堂宇はすべて昭和2年(1927)の福島町大火に全焼後、創建当時のままに再建され、次第に重厚さを加えてきている。寺域は約5,300平方メートルにも及び、また、檜の大木や老杉、古松などの寺有林は、仏法僧の渡来地としても知られ、「郷土環境保全地域」に指定されている。
【寺宝】本尊金銅仏(推古時代の作)/勅使門/木曽義仲公の墓/万松庭(江戸中期の作庭)/看雲庭---現代作庭家の巨匠重森三玲氏が作庭したもので、一木一草を用いない枯山水の庭としては東洋一の広さを誇る/その他多数の文書あり