【寺院名】西天目瑞巌山 高源寺(こうげんじ)

【宗派名】臨済宗妙心寺派
【別名】西天目山
【住所】兵庫県氷上郡青垣町桧倉514
【本尊】釈迦如来
【開山】遠谿祖雄禅師
【開基】
【由緒】
高源寺は、正中2年(1325)遠谿祖雄が開創した中峰派の根本道場である。甲斐の栖雲寺が東天目と称するのに対して、西天目と呼ばれ、丹波屈指の名刹として知られている。中峰派の宗風が中央に聞こえ、嘉暦元年(1326)には後醍醐天皇より高源寺の寺号を賜わり、以後、一華碩由の代には、後柏原天皇(在位1500-26)より勅願所の礼遇を許され、末代紫衣の宣旨を受けた。その後天正年間(1573-92)、織田信長の丹波攻略で堂宇を悉く焼失し、その後は法燈を維持するのみであった。享保(1716-36)のはじめ、24世天岩明啓が再興し、寛政11年(1799)、弘巌玄貌が柏原藩主の援助を得て再中興し、現在に至っている。堂宇は、総門・山門・仏殿・方丈・庫裡・鐘堂・多宝塔・宝蔵があり、宝物も数多く収蔵し、また、三丹随一の紅葉の名所として、秋には同寺を訪れる人々が跡を絶たない。
【寺宝】三重塔(県文)/普応国師像/後鳥羽院歌切/絹本着色普応国師像(国重文)/普応国師の袈裟/釈迦坐像/積善堂(高峰玄妙筆)/開山遠谿祖雄禅師頂相図/その他多数