【宗派名】臨済宗建長寺派 大本山
【別名】
【住所】神奈川県鎌倉市山ノ内8
【本尊】斉田地蔵尊
【開山】大覚禅師蘭渓道隆
【開基】北條時頼
【由緒】当寺は、臨済宗建長寺派の大本山である鎌倉五山の第一位に位する。建長5年(1253年)後深草天皇の勅を奉じ、北条時頼(鎌倉幕府5代執権)が国の興隆と北条家の菩提の為に中国より名僧蘭溪道隆を招き建立した。創建当時は中国宋の時代の禅宗様式七堂伽藍に40院の塔頭を有し、厳然たる天下の禅林であった。度重なる火災によりその威容を今日見ることはできないが、梵鐘(国宝)など数点が今に伝えられ、当時を偲ばせる。現在の伽藍は江戸時代以後、将軍家の寄進等により復興されたものである。また、建長寺は日本初めて純粋禅の道場を開き、往時は千人を越す雲水が修行していたと伝えられる、わが国最初の禅寺である。臨済宗は、建長寺を中心に広まったと言える。
【寺宝】三門(県文)/梵鐘(国宝)/仏殿(重文)はっとう/法堂(県文)/唐門(重文)/大覚禅師法語規則(国宝)/大覚禅師頂相(重文)/大覚禅師塔(重文)/三十三観音図(重文)/十六羅漢図(重文)/和漢年代記(重文)/北條時頼坐像(重文)/ほか多数