【寺院名】真如山 見性寺(けんしょうじ)

【宗派名】臨済宗妙心寺派
【別名】
【住所】三重県三重郡菰野町菰野158
【本尊】釈迦牟尼佛
【開山】紹省三霊
【開基】土方雄高
【由緒】真如山見性寺は、菰野藩主・土方家の菩提寺として建てられ、臨済宗妙心寺派に属する名刹である。寛永21年(1644)6月28日、2世土方雄高が藩祖雄氏の7年忌追善のため、熱田の乾徳寺より三霊和尚を招き、雄氏の法名を寺号とした。創建当時の建造物は、不幸にも寛文9年(1669)火災により焼失してしまい、現在ある本堂、庫裡、山門は、享保11年(1726)第5世雄房の代に再建されたものである。時の住職関梁和尚はこの再建に大功があった。本堂は、禅堂の方丈建築様式になっているが、特に山門は、土方3世雄豊夫人が2世雄高13回忌追善のために建てられた豪壮なもので、大名の菩提寺にふさわしい格式を備えている。開創以来、幾星霜の年月が過ぎ去ったが、人々の信仰は厚く、参詣は絶えない。
【寺宝】本尊釈迦如来座像/弘法大師座像/阿弥陀如来像/弁財尊天(鈴鹿七福神)/黄檗の高僧木庵、即非などの書跡/歴代藩主の愛用品多数/境内にある藩主代々とその一族の墓地(町文)/その他、多数あり/新四国八十八ケ所霊場