【寺院名】霊樹山 玉雲寺(ぎょくうんじ)

【宗派名】曹洞宗
【別名】滝見峰
【住所】京都府船井郡丹波町字市森小字滝見9
【本尊】南無釈迦牟尼佛
【開山】太容梵清大和尚
【開基】市森城主須知景吉
【由緒】玉雲寺は、室町時代の初め、太容梵清和尚諸国巡教の砌(みぎ)り、この地に来て衆民を教化の際、市森城主・須知出羽守慶吉が深く禅師に帰依し、応永23年(1416)堂宇を建立し、請して開山としたことに始まる。以来、門風大いに与揚し、寺運隆盛であったが、天正7年(1564)明智光秀の丹波平定に及び市森城功略の際、兵火に罹り堂宇宝物など悉く焼失した。現在の堂宇は、明智光秀が梵清禅師の遺徳を追崇し、境内地を1,500メートル西南の山腹に移転し、天正7〜8年にかけて再建したものである。玉雲寺は開創以来580年の星霜を経て、現住66代今日に至っている。岡山、宮城県などにも末寺を有し、末山門葉170余ケ寺あり、曹洞の禅刹として広く全国に知られている。
【寺宝】正法眼蔵底本/開山所持の肉付の仏子/明智光秀の古文状/亀岡城主代々の書物等