【寺院名】 行願寺(ぎょうがんじ)

【宗派名】天台宗
【別名】革堂
【住所】京都府京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町17
【本尊】千手観世音菩薩
【開山】
【開基】行円上人
【由緒】行願寺は寛弘2年(1005)、行円上人の手によって開創されたと伝えられている。行円上人は壮年の時には狩人であったが、ある日山に分け入って牡鹿を見つけこれを射止めたところ、その疵口から血潮と共に仔鹿が生れ出たのを見て、無慙の仕事を悔い、ここに発心して仏門に入った。常に野に住み、身に革衣を着け、千手陀羅尼を読誦し人にも勧めたところから「革上人」と呼ばれるようになり、衆人に讃えられた。行円上人が建立した堂は、一条天皇(在位986-1011)の勅願によるものだったため、行円上人の呼び名である革上人と併せて「一条革堂」と称されるようになった。それに因んで、革堂の名が今日まで残っている。天台宗の古刹として、今日まで法灯を守り続け、参詣の人も多く訪れている。
【寺宝】千手観世音菩薩(本尊)