【宗派名】天台宗
【別名】播州清水寺
【住所】兵庫県加東郡社町平木1194
【本尊】(根本中堂)十一面観世音菩薩・(大講堂)十一面千手観世音菩薩
【開山】法道仙人
【開基】
【由緒】清水寺の開山法道仙人は、印度僧で今より1800年前、人皇12代景行天皇(在位71-130)の時に、中国・朝鮮を経て同山に止住し、鎮護国家豊作を祈願した。推古35年(627)、推古天皇の勅願により、根本中堂を建立、仙人一刀三礼の秘仏十一面観音、脇士毘沙門天王、吉祥天女の聖像を安置した。水に乏しいこの土地で仙人が水神に祈ったところ、霊泉が湧き出したため、水神に感謝して寺号を清水寺と名づけた。神亀2年(725)聖武天皇は、行基菩薩に勅願して大講堂を建立、永く講経の道場として法灯を輝やかした。花山法皇(在位984-986)は西国巡拝の時にこの堂に詣で、御詠の歌「あはれみや普き門の品々に、なにをか波のここに清水」と奉納された。以来、西国25番の霊場となり、大講堂の本尊千手観音は三十三所の本尊と仰がれ、今日に至る。
【寺宝】大刀三口(重文)/播磨清水寺文書(県文)/銅造菩薩立像(県文)/木造十一面観世音菩薩立像(町文)/木造毘沙門天立像(町文)/木造吉祥天女立像(町文)/大字法華経(町文)/クリンソウ(社町天然記念物)