【宗派名】臨済宗妙心寺派 二等三
【別名】
【住所】高知県高知市吸江122
【本尊】如意輪観世音菩薩
【開山】夢窓国師
【開基】
【由緒】吸江寺は、夢窓国師が文保2年(1318)に北条高時の権政を逃れて土佐へ隠棲、吸江庵吸江十景のひとつという草舎をこの地五台山に建て、庵を結んだのが始まりである。夢窓国師は、門下1万3千人とも伝えられ、天皇家から七朝帝師の尊称をもって敬われただけでなく、広く世の人々から師として崇められた禅師であった。吸江寺本尊は如意輪観世音菩薩で、臨済宗妙心寺派に属する。その後、初代土佐藩主・山内一豊(1545?-1605)によって湘南が招かれて中興され、爾来、幾多の星霜が重ねられるが、法燈は絶え間なく続き、多くの人々から厚い信仰を受けて今日に至っている。同寺において、江戸時代の儒者・山崎闇斎(1618-82)が修業僧侶として学んでいたことは有名である。
【寺宝】地蔵菩薩像(重文)/足利義持扁額/夢窓国師扁額/絶海扁額/吸江寺古文書/達磨像/その他