【寺院名】利剣山 吉祥寺(きちじょうじ)

【宗派名】真言宗善通寺派 大本山
【別名】任王山仁恩之瀧
【住所】佐賀県三養基郡本山町大字園部1167
【本尊】不動明王
【開山】中興開山竜善上人
【開基】
【由緒】大本山吉祥寺仁恩之瀧は、文明6年(1474)辛丑歳創立。開基宗心、作者神変大菩薩。中興開山竜善上人、御本尊不動明王は人皇第34代舒明帝(在位629-641)の玉体安穏を御祈願された秘仏である。宗祖弘法大師子御生誕の霊場、総本山善通寺の鎮西本山で、殊に仁恩之瀧場は弘法大師の御遺跡である。他所には見ることができぬ荘厳無比、山紫水明の名刹で、四季を通じ鳥鳴き止まず、山野に織り成す変化は一大自然の公園である。この道場において日夜世界和平と人類の幸福を祈念している。大慈悲殿、客殿、護摩堂、釈迦堂、観音堂、祖師堂ほか諸堂が点在していて、八十八ヶ所御砂踏み御浄土巡りがある。また梵鐘は天竺釈迦如来八大霊塔の御聖砂と広島長崎の原爆地の土砂、沖縄ひめゆりの塔の土砂を勧請し、梵鐘に入れ込み鋳造したもので、ほかに類のない平和の鐘である。
【寺宝】奈良朝、豊臣時代の古仏画/天竺より御請来せる釈迦如来仏梨等、多数あり