【寺院名】應頂山 勝尾寺(かつおうじ)

【宗派名】高野山真言宗
【別名】
【住所】大阪府箕面市粟生間谷2914-1
【本尊】十一面千手観世音菩薩
【開山】善仲,善算
【開基】開成皇子
【由緒】勝尾寺は神亀4年(727)、双生児善仲・善算の兄弟が草庵を構え修行されたことに始まり、その後天平神護元年(765)、開成皇子が2師と共に止住し、般若台に大般若経600巻を埋経し、一寺を建て弥勒寺と号した。宝亀11年(780)に観音化身が7月18日から8月18日の間、白檀香木をもって身丈8尺の十一面千手観音を彫刻し、本尊とした。依って観音縁日の18日はこの寺より始まったのである。その後境内には鎮守堂、常行堂をはじめ数多くの堂塔も建立されて人々の信仰を集め、殊に6代座主の行巡上人は清和天皇(在位858-876)の玉体安穏を祈って効験を示したことから、王に勝つ寺、勝王寺と寺名を改め、「王」を「尾」に控え、勝尾寺と号された。それ以来、人生全てに「勝つ」としてその信仰の歴史をたどり、あらゆる勝負の願い事に勝尾寺の勝ちダルマを授かり、祈願成就する人々が多い。
【寺宝】薬師三尊像(国重文) 薬師堂内に安置され、開山開成皇子の一刀三礼の作と伝えられる秘仏で眼病に御利益あり/八天金銅仏像/光明皇后直筆の法華経/勝尾寺文書/その他