【寺院名】刀田山 鶴林寺(かくりんじ)

【宗派名】天台宗
【別名】刀田の太子
【住所】兵庫県加古川市加古川町北在家424
【本尊】薬師如来
【開山】恵便法師
【開基】聖徳太子
【由緒】鶴林寺はこの地に隠棲していた恵便法師の教えを受けるため、聖徳太子(574―622)が秦河勝に命じて木の丸殿を建立したことに始まる。その後、平安初期に慈覚大師円仁(794―864)が、入唐の際に同寺に立ち寄り、堂塔の修復をした後、天台宗に属す。当初は四天王寺聖霊院、次いで刀田山四天王寺と称したが、鳥羽天皇(在位1107―1123)に勅願所と定められ、鶴林寺の勅願を賜ったことから、現在の刀田山鶴林寺と称するようのなった。俗に「刀田の太子」、「西の法隆寺」などと称される名刹である。境内には、県下最古の木造建築である太子堂をはじめ、本堂、常行堂、鐘楼、行者堂、護摩堂等16棟が立ち並び、寺宝は重要文化財23点ほか200点を越す。周囲には鶴林寺公園があり、四季折々の花が楽しめる。特にサツキ、ショウブ、ボダイジュ、サラが有名。
【寺宝】太子堂(国宝)/行者堂(重文)/本堂(国宝)/常行堂(重文)/楽太鼓縁(重文)/勅額(重文)/十一面観音(重文)/聖徳太子像(重文)/聖徳子絵伝(重文)/慈慧大師像(重文)/阿弥陀三尊像(重文)/護摩堂(重文)/その他