【宗派名】臨済宗建長寺派
【別名】
【住所】山梨県西八代郡上九一色村古関1555
【本尊】延命地蔵菩薩
【開山】夢窓国師
【開基】不詳
【由緒】元亨元年(1321)2月、夢窓国師がこの地に錫を留め、寺川の畔りに安置されてある釈迦尊像を求めてその石上に座禅を組まれたとき、霖雨肺然として降り続き、安置の草堂を押し流そうとした。国師は身を挺して尊像を抱き、辛うじて難を避け、雨風が静まるのを待って現在の地に里人と共に再建し、一寺の造営となった。山号を霊亀山と称し寺号を永泰寺と名づけ、国師自ら開山となり、永く国家の安泰と平和を祈願した。以来伝燈絶えることなく、鎌倉の
建長寺の直末の名刹として、現在24世を数える。11世日潭和尚の代に暴風雨により倒伏したが、13世庭宗和尚が再建を計画。14世東崖和尚がその意志を継いで、本堂、庫裡の再修覆と釈迦堂を落慶した。その後明治22年(1889)山崩れに遭って半壊したが、第19世文教和尚が2年を費やして復興した。以来、歴代祖師の余徳によって往す。
【寺宝】釈迦如来立像(県指定・清涼寺式)/開山頂相/白隠禅師達磨/涅槃図