【寺院名】鳥形山 飛鳥寺(あすかでら)
【宗派名】真言宗豊山派
【別名】安居院
【住所】奈良県高市郡明日香村飛鳥682
【本尊】飛鳥大仏(釈迦如来)
【開山】
【開基】蘇我馬子
【由緒】飛鳥寺は、第32代崇峻天皇元年(588)に蘇我馬子が発願し、第33代推古天皇4年(596)に創建された日本最古の寺であり、寺名を法興寺、元興寺、飛鳥寺(現在は安居院)とも呼んだ。近年(昭和31年)の発掘調査により、創建時は塔を中心に、東西と北にそれぞれ金堂を配し、その外側に回廊を巡らし、さらに講堂を含む壮大な伽藍であった。本尊飛鳥大仏(釈迦如来像)は、推古天皇14年(606)天皇が詔して鞍作鳥仏師に作らせた日本最古の仏像である。旧伽藍は仁和3年(887)と建久7年(1196)の火災によって焼失し、室町以降は荒廃したが、寛永9年(1632)と文政9年(1826)に再建され今日に至っている。真言宗豊山派の名刹の1つであり、新西国第9番、聖徳太子第11番の札所でもある。
【寺宝】飛鳥大仏(重文)〈飛鳥時代〉/阿弥陀如来坐像〈藤原時代〉/聖徳太子孝養像〈室町時代〉/弘法大師像〈室町時代〉/不動明王〈室町時代〉/聖観音菩薩像仏舎利〈飛鳥時代〉/飛鳥寺形石燈籠〈南北朝時代〉/鐘楼/観音堂/歌碑/句碑/道標/他多数